ドイツ人のエコ意識
SDGs(エスディージーズ)
ドイツは「環境に優しい取り組みをしている国」というイメージがある人が多いと思います。
実際にドイツ人は、環境に配慮し、無駄なく生活している人が多いと感じます。
ゴミを分別する、水の出しっぱなしを防ぐ、電気をこまめに消す、元気な人はエレベーターでなく階段を使うなどの行為は老若男女が意識していることだと思います。
ゴミ収集場に行くと、主婦の方だけでなく、若い男性もきちんとゴミを分別して捨てている光景を見ます。
水のだしっぱなしや、電気のつけっぱなしは、子どもの頃から両親を見たり、学校教育の中で自然に身に付いていく様です。
私は妊婦の頃、運動不足の解消のためエレベーターがあっても、あえて階段を使っていましたが、多くの人に階段ですれ違い、ドイツ人の節電魂を垣間見ることができました。
行政からも、大気汚染物質の排出規制値を越えた車の走行が禁止となる政策が出されました。
その代わり、新たに電気自動車を購入する人には補助金が出されるそうです。
これは、スーパーで見かけたサランラップの代わりの使い捨てない食べ物のカバーです。
なんだか昔の暮らしを思い出すようです。
こういったものを売ることも、人々の環境への配慮の呼び掛けになっており、そのことが国民ひとり一人のエコ意識につながり、ドイツがエコ大国と呼ばれているのかなと思いました。
ドイツにも、もちろんまだまだ改善できる点は沢山あります。
例えば、日本にあるような詰め替えのシャンプーはドイツにはありません。シャンプーを詰め替えるという発想がないのかもしれません。
その代わりに、今はボトルがない石鹸シャンプーがエコを意識する日との間で流行ってきています。
全てに置いて環境配慮をして生活するのは難しいですが、子どもが大きくなったとき少しでも綺麗な地球が残っているように、出来ることは取り組んでいこうと、ドイツに住んで思うようになりました。
(MANAMI KAUFMANN著)
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