ガラスびんとガラス製品の違いと見分け方
空きびんの分け方・出し方
名古屋市は、使用済みガラスびんは週1回資源回収日に出します。
袋には入れず、直接、青色のかごへ入れます。
注意事項)ガラス食器など飲料用・食品用・化粧品用でないものは、耐熱ガラスが使用されているなどリサイクルに適さないため、対象外です。
不燃ごみに出します。
出し方ルール
1.キャップを取る
2.中をサッとゆすぐ
(ラベルは はがせなくても大丈夫です)
3.空きびん以外のものを混ぜない
ガラス食器は不燃ごみ ?!
ガラスびんは、天然資源(けい砂・ソーダ灰・石灰)で作られているため、全て再資源化され、再びガラスびんに生まれ変わります。
ガラスびん以外のガラス製品(ガラス食器、ガラス窓など)には、ホウ酸や鉛などが加わっている場合があり、それらは基本成分のみで作られているガラスびんの性質を低下させてしまうため、再資源化することができません。
ガラスびんとガラス製品の違い
もちろんガラス製品の中には基本成分のみで作られているものもありますが、透明ゆえその見極めが難しく、結果的に形状で判別しやすいガラスびんのみが再資源化を可能にしています。
「ガラスびん」と判別する基準は、次のいずれかの有無になります。
「ネジ口」
「底部円周状のギザギザ模様」
(製造時破損防止用のナーリング)
「側面2か所の縦筋」
(金型の合わせ目)
日本製のガラスコップ
大川硝子工業所がつくるBINKOPは、そんなガラスびんと同様に使用済みガラスびんを主な原料とし、ガラスびんの製法で作られた日本製のガラスコップ。
肉厚で丈夫にできているので、誰でも気軽に使用することができます。小さなお子様の初めてのガラスコップとしてもおすすめです。
<このコップはビンです>
また耐熱ガラスではありませんが、温かい飲み物との相性も良いです。もし何かしらの理由で捨てなければならない時は、ガラスびんとしてお出しください。
BINKOPはガラスびんと判別できる仕様になっているため、通常のガラスびんと同様に水平リサイクルされ、再びガラスびんに生まれ変わります。
限りある資源を大切に使うことが求められている今、「使い捨てる」ばかりではなく「使い続ける」を意識したガラスびんが、もっとあっても良いのではないでしょうか?
そしてそれが水平リサイクルも可能にする。それこそがモノのあるべき姿なのではないかと思っています。
大川硝子工業所
※水平リサイクル…使用済み製品が資源となり、再び同じ製品に生まれ変わるリサイクルシステム
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